結果だけでは語れない学びがある——ライフスキル教育に込めた想い

結果だけで終わらせない。競技経験を“生きる力”に変える教育

スポーツを通じて得られるのは、技術や勝敗だけではありません。私がライフスキル教育に取り組むのは、競技経験を通じて育まれる「人間力」こそが、人生を豊かにする本質的な学びだと確信しているからです。
幼少期から野球に打ち込み、勝利の喜びや称賛も経験しましたが、今も自身の中に息づいているのは、自尊心、協調性、課題解決力といったライフスキルです。これらはビジネスの現場でも活かされ、競技経験が人生に応用できる価値ある学びであることを実感しています。
私は「結果とプロセスの両方にこだわる」ことを重視しています。結果を出すためのプロセスは一生モノの財産であり、その過程でこそ人間力が育まれます。しかし、現状のスポーツ界では、結果ばかりに注目が集まり、プロセスの価値が見過ごされがちです。その結果、競技経験が人生に活かされることなく、競技の枠内で完結してしまう事例が後を絶ちません。
だからこそ、結果にこだわりながらプロセスを充実させる姿勢が重要です。表面的な成果だけでは測れない力を育むこと——それを、当社のライフスキル教育プログラムを通じて実現していきます。人間力とパフォーマンスの両方を高める支援は、私の使命であり、競技経験や指導経験から導き出した答えでもあります。